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2021-10-25 12:02:00

自民党の政務調査会はこのほどまとめた「総合政策集2021 Jーファイル」の中で、「留学生の入国再開と受入れ体制の確立」という一項を設け、留学生を「わが国の社会、経済の活性化に不可欠な存在」だとして、「水際での適切な防疫措置を講じながら早急に留学生の入国再開を実現」する方針を明記した。同時に、日本が「留学先として選ばれる国となるためにコロナ禍においても、感染拡大防止と両立できる受入れ体制を確立し、内外にそれを周知」するとした。

 

一方で「Jーファイル」では同時に、留学生の適切な在籍管理を図るため、「在籍管理が不適切な大学などに対する厳格な対応」を行い、日本語教育機関については「告示基準の見直しに基づく運用」を着実に実施することにも言及している。

 

2,★8月の「留学」新規入国者は286人 年初からの累計は7743人に

 

今年8月の1か月間に在留資格「留学」を取得して新規で日本へ入国した外国籍者が286人だったことが、関係機関のまとめでわかった。いずれも「特段の事情」により入国を認められたケースとみられるが、今年度に入ってからでは最も少ない数。5月から例外的に入国が可能となった国費留学生の来日が一段落した影響もあるとみられる。

 

新規来日留学生の出身国・地域別内訳では中国とベトナムが各76人ずつで最も多く、台湾(25人)を含めた3か国・地域で6割強を占める。その他に⒑人以上の入国者がいたのは韓国(15人)、タイ(13人)、米国(10人)の3か国となっている。

 これにより2021年に入ってから日本へ新規入国した留学生の数は、8月までの累計で7743人となった。

 

3,※新学期入りを前に 再入国留学生は千人台を回復

 

 一方、9月の新学期入りを前に、在留資格を所持している留学生の再入国は4月以来、4か月ぶりに千人を超えて1164人となった。再入国留学生の半数近くとなる511人が中国出身者で、韓国(215人)、米国(71人)、ウズベキスタン(60人)、台湾(32人)等が続く。

 

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