インフォメーション

2022-10-20 14:00:00

 

厚生労働省は水際緩和に伴い来月から変更される事前の入国手続き(ファストトラック)について、概要を明らかにした。既報の通り、1114日以降の入国者がファストトラックの手続きを行う場合、従来のMySOSでは登録できず、「Visit Japan Web VJW)」を利用する必要がある。VJWは入国手続きの「検疫」、「入国審査」、「税関申告」をウェブで行うことができるデジタル庁所管のサービスで、海外から入国する人のほか、日本へ帰国する人も利用可能となっている。今回VJWのシステムがバージョンアップされ、入国審査、税関申告に加えて「検疫(ファストトラック)」機能も新たに追加する形となる。

 

ただ、システムが変更される111日の直後はVJWを通じた審査の混雑が予想されており、厚生労働省では115日までに入国を予定する人については、余裕を持って審査結果を受け取るため、10月中に前もってMySOSから登録を完了させるよう促している。また1113日までの入国予定者は、10月中に登録を済ませる場合にはMySOSの利用が可能だが、111日以降はVJWで登録する必要があるので、注意が必要だ。1031日までの入国予定者はこれまで同様に、旧バージョンのファストトラックで手続きする形となる。

 

★入国手続きオンラインサービス Visit Japan Web111日からファストトラックの登録可能)

https://vjw-lp.digital.go.jp/

 

★全世界対象に 感染症危険情報レベルを引き下げ

 

政府は19日付で、新型コロナウイルス感染症に係る感染症危険情報を見直し、全世界をレベル1(十分注意してください)へと引き下げた。同情報のカテゴリーには、最も警戒を要する退避勧告(レベル4)や渡航中止勧告(レベル3)から全部で4段階あり、レベル1は最も低い水準だが、外務省では海外への渡航や滞在にあたり、危険を避けてもらうため引き続き特別な注意が必要としている。

 

変更判断の目安としては世界保健機関(WHO)や個別の流行国・地域の対応が勘案されており、今回政府はG7各国がすでに同様の指定解除を行っていることも踏まえ、レベル引き下げに踏み切った。

 

 なお日本政府は今月11日より水際緩和を実施済みで、海外からの入国者に係る大きな変更事項はない。

 

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