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~米山ファッションビジネス専門学校90周年/神奈川県日中友好協会が共催~
今年で創立90周年を迎えた「米山ファッションビジネス専門学校(川崎市)」が12月21日、神奈川県日本中国友好協会との共催による「日中着物ショー」を、東海道かわさき宿交流館において開催した。同校では毎年、学園祭などの機会に、学生によるファッションショーを定期的に行ってきたが、一昨年からはコロナ禍の影響で中断しており、実施は3年ぶりとなった。
「日中友好ファッション交流」と銘打った今年の着物ショーには、同校ファッション技術科とファッションデザイン科で学ぶ中国人留学生と日本人学生の計9名が参加。午前の部では中国広東省出身のキョウカイテイさんを皮切りに、振袖で美しく着飾った学生らが次々に登場し、観衆の目をくぎ付けにしていた。
留学生らの華やかな舞台を見守った神奈川県日本中国友好協会の三浦修専務理事は、若者が留学先で他国の人々と交流し、その文化を知ることは将来の財産になると語り、今回の交流を通じ留学生らが日本の着物を体験し、日本文化への理解を深めることに期待を示した。
現在、神奈川県日中友好協会では青年学生部会を組織し、中国出身留学生らと日本人がともに参加する活動を企画しているほか、毎年、高校生訪問団を遼寧省瀋陽市へと派遣。現地の高校生と県内高校生との交流にも力を入れてきた。三浦専務理事は「将来の国を背負っていく青少年同士の交流が非常に重要だ」と述べて、今後も日中間で若年層の交流を積極的に促進していくことに意欲を示した。
米山ファッションビジネス専門学校の米山実校長は挨拶で、留学生の受け入れ当初から在籍留学生の大半を占めていた中国出身者に加え、東日本大震災後にはベトナムやネパールなど様々なルーツを持つ留学生が増加した経緯に言及。あらゆる国の留学生が着物文化を体験できるよう、今年は「日中着物ショー」のほかに、各国留学生による着物ショーの機会も設けたことを紹介した。多国籍学生によるショーは翌12月22日に開催された。
なお一連の「着物ショー」とは別に、12月20日には「ファッションショー」も行われ、同校教職員の指導を受けて学生自らが製作した作品を披露し、好評を博した。
★アフガンが女子高等教育を停止
イスラム主義組織タリバーンが統治するアフガニスタンで、女子高等教育が停止されたことが明らかになった。今年3月に同政権が下した決定を受けた措置とみられる。日本外務省の小野日子外務報道官は21日の会見で、国際社会の度重なる働きかけにも関わらず、アフガンで女性の権利の制限が一層強まっていることについて懸念と非難を表明し、「男女の区別なく平等に教育を受けることは基本的な権利で、これはアフガニスタンの今後の経済発展にとって欠かせない」と指摘。日本政府として国際社会と連携しつつ、引き続き女子教育の迅速な再開をタリバーン側に要請していく考えを示した。
★空港検疫の陽性判明者 11月は101名
厚生労働省は空港検疫において新型コロナウイルス感染症の陽性が判明した入国者が、11月の1か月間累計で101名だったことを明らかにした。内訳は日本国籍者85名、外国籍者16名。前月(245名)との比較でみると半減している。空港検疫における陽性判明者は今年1月には4千名を超えていたが、その後減少し、水際対策が本格緩和された秋以降は入国時に検査が必要な対象者自体が大幅に絞られたこともあり、極めて少数となっている。
一方で感染「第8波」が蔓延し、感染者数が高止まりする中、日本入国後に感染するリスクも増大していることから、留学生等入国者は来日後引き続き警戒が必要な状況だ。
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