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~コロナ禍前を上回るペース、中国が2万人で全体の3割近く~
今年上半期の6か月間で、新たに日本へ入国した外国人留学生が7万人に迫る水準となったことがわかった。コロナ禍以前の3年間、新規留学生の数はいずれも年間12万人台で、今年はそのペースを上回っていることになる。入国制限が段階的に緩和され、未入国のままだった留学予定者が一斉に入国した2022年(年間16万7128人)には及ばないものの、来日状況は今年も極めて順調に推移していると言える。
関係機関の情報をもとに本紙が集計したところ、「留学」の在留資格を新たに取得し、実際に日本へ入国した外国人は、今年1月から6月までの累計で6万9202人だった。出身国・地域別では、最多の中国が2万人に迫り(1万9688人)、全体の3割近くに達している。これに、4月以降急激に伸びたネパールが1万1508人で続く。ベトナムは7150人だった。上記3か国で、全入国留学生の55%を占める。ほかに韓国(4813人)、ミャンマー(3892人)、台湾(2575人)、アメリカ(2450人)、スリランカ(2352人)等も多い。さらにバングラデシュ(1313人)、インドネシア(1187人)、タイ(1076人)、モンゴル(1072人)も含めると、計12の国・地域が千人超となっている。欧州ではフランス(922人)が最多で、ロシアからも627人が入国したことがわかった。ウクライナからの留学生は19人にとどまっている。
なお香港は統計上、上記「中国」の数には含まれておらず、パスポート表記別で「中国香港」が818人、「英国香港」が96人の計914人だった。
※6月単月では中国が全体の半数占める
一方、今年6月の1か月間に新規で来日した留学生は6624人で、前月より減少した。元々、留学の端境期に当たることや、前月は4月期の遅れ入国組が上積みされたことも影響したとみられる。なお前月はネパールからの入国者が群を抜いて多かったが6月は517人にとどまり、逆に中国からの入国者が3210人と留学生全体のほぼ半数を占めている。両国のほか、ミャンマー(509人)、ベトナム(436人)、モンゴル(218人)、台湾(202人)からの入国者も一定数に上った。
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