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2023-10-23 14:10:00

 

日本学生支援機構(JASSO)1112日に実施する今年度2回目の日本留学試験(EJU)で、日本国内の受験予定者に対し、今月20日までに受験票を発送した。受験票は簡易書留で送られる。同日より10日以上経過しても受験票が届かない場合や、試験前に受験票を紛失してしまった場合は、EJUオンラインで「出願情報確認・変更」ページから「仮受験票」を印刷し、当日持参することも可能。この場合には試験会場内に設置の「仮受験票発行所」で改めて手続きを行う。また、受験票に印刷の氏名など記載事項の間違いがある場合には、当日はそのまま受験可能だが、試験後1122日までにEJUオンラインから訂正の申し込みを行う必要があるという。

 

JASSOによると、今回のEJUには国内外で25050人が応募しており、日本国内は17都道府県で26の試験会場が設けられている。

 

★補完的保護対象者向けに日本語支援など定住支援を開始

 

今年の通常国会で成立した改正入管法で、紛争等による避難民など迫害の恐れがある「補完的保護対象者」を保護する制度が新たに導入されたことを受けて、政府は来年4月から該当者に対する定住支援プログラムを昼間・夜間の両コースで始める。まずは生活の基礎となる日本語能力の習得が目的で、日々の生活に直結する実践的な内容を中心に多様性のあるカリキュラムで構成し、オンラインまたは対面で572授業時限を学んでもらう。

 

同時に120授業時限に上る生活ガイダンスも実施し、ゴミ出しのルールや社会保障制度、防災や避難等についても学習の機会を設ける。出入国在留管理庁によれば、「補完的保護対象者」への定住支援プログラムは、条約難民に対するものと同等程度のものが提供される。

 

JENESYSで中国から映画を学ぶ学生を招聘

 

外務省は「対日理解促進交流プログラム(JENESYS)」の一環として、映画を専攻する中国の学生による代表団を招聘する。来日するのは、これまで中国映画界の巨匠を数多く輩出している北京電影学院に在学している学生ら30名。日本国内の映画祭に出席するほか、映画ロケ地の視察や日本文化の体験を通じて日本への理解を深めてもらう。来日日程は10月23日から29日までの1週間となる。

 

JENESYSは日本とアジア大洋州の各国・地域との間で、将来を担うと期待される人材を日本へ招き対日理解の促進を目指す試みで、新型コロナウイルス感染症の影響で長らく停滞していた交流がここにきて活発化している。中国からは現在、農村発展や幼児教育等3つのテーマを軸にした別のプログラム参加者も、22日より28日まで来日中だ。

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