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2024-12-19 14:25:00

 

~文科省、「令和6年度学校基本調査」確定値を公表~

 

今年度(令和6年度)、全国の大学・大学院と短期大学に入学した外国人留学生が3万人近く(29651人)に上ったことが、文部科学省のまとめで分かった。前年度との比較では31%増、実数で7千人以上増えている。少子化に伴い日本国内の18歳人口は減少の一途を辿るが、留学生の入国者数はコロナ禍後にV字型回復を遂げており、今年度は高等教育機関に進学する留学生の数にも反映された形だ。

 

留学生の大学進学先別内訳では学部が17728人、大学院が10653人、短期大学が1270人だった。特に学部の伸びが前年度比46%増と顕著で、実数は少ないものの短大も倍増している。学部進学留学生の内、93%(16590人)が私立大学に入学していて、国立大学は979人、公立大学は159人。一方で大学院への入学者は私立大学が5688人、国立大学が4591人、公立大学374人で、国立大学が受け皿の半数近くを担う。短大は全員が私立の入学者だった。

 

留学生入学者の男女別では、学部で男子学生の比率が6割程度(10608人)と、女子学生(7120人)より3千人以上多くなっている。大学院も男子学生(5733人)が女子学生(4920人)を上回るものの、その差は800人程に止まる。

 

また文科省では、大学学部と短期大学への入学者に関し、留学生だけでなく「外国の学校卒者」も集計しており、今年度の該当入学者は学部が18324人、短大が1355人で、学部の9割強(17022人)と、短大の1人を除くほぼ全員を、私立が受入れている。

 

上記は、いずれも文科省がこのほど公表した「令和6年度学校基本調査」の確定値に基づく。入学者数の中には、今年51日時点で在籍していなかった学生は含めていない。

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