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今年1月の1か月間に、「留学」の在留資格を取得し日本へ新たに入国した外国人は2786人だったことが、出入国在留管理庁のまとめで分かった。前年同月比でみると14%(460人)のマイナスとなっている。主要な送り出し国である中国(大陸)からの来日者が同238人減の481人、ネパールも同88人減の243人となったことが主な要因。毎年年末から年始にかけての留学来日者は日本語教育機関等の1月期入学生が中心とみられるが、中国人留学生の新規来日者数は昨年12月も前年同月比で僅かながら減っており、全国籍者の12-1月期ベースでは前年同時期比12%(621人)のマイナスとなっている。
中長期的な動向はさらに今後の推移を見る必要があるが、今年は中国やベトナム、ネパール等、主要な留学生送り出し国を含むアジア5か国からの新規来日者に対し、入国前の結核スクリーニングが順次開始される予定で、一定の影響も見込まれる。コロナ禍終息後続いていた留学生の入国ラッシュが一段落する兆しとなるのか注目される。
入管庁によれば、出身国・地域別で1月の留学来日者数が最も多かったのは米国で、同18%(127人)増の848人だった。例年、年頭は米国人留学生の来日が比較的多い時期にあたる。米国と中国(大陸)、ネパール以外では、韓国150人、台湾88人、ミャンマー77人、フランス72人、イタリア62人、スリランカとメキシコが各55人、インドネシア49人等となっている。ベトナムは41人だった。中国は上記以外に、香港(英国香港含む)が22人いる。
※2024年は史上最高水準の16万7千人が来日
新型コロナの終息後、水際対策の撤廃を受けて日本へ入国する外国人数はV字型回復を遂げており、2024年は日本での勉学を目的に来日した人(在留資格「留学」の新規入国者)がのべ16万7087人に達した。過去最多は2022年の16万7128人で、24年はこれに匹敵する水準となる。
24年の来日留学生の出身国・地域別内訳は、最多の中国(大陸)が4万3785人で、ネパール(3万5061人)、ベトナム(1万6404人)、ミャンマー(1万3583人)も含めた4か国が1万人以上。このほか韓国(6854人)、スリランカ(6223人)、台湾(5417人)、バングラデシュ(4091人)等も一定数に上っている。
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