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6月に実施される2025年度第1回日本留学試験(EJU)の全体的な応募状況が明らかになった。日本学生支援機構(JASSO)のまとめによれば、応募者数は日本国内が2万1643人、国外が7364人の総計2万9007人となっている。前年度(2024年度)6月試験の当初応募者数(日本国内1万9849人、国外6239人、計2万6088人)との比較でみると、日本国内は9%、国外は18%それぞれ増えた。実数では国内外合計で2919人上積みした形だ。
EJU6月試験の応募者数は2023年以降、順調に回復を続けており、入国留学生の数が史上最高水準となる中、今年度も国内外の受験者数は堅調に推移する見通しだ。
日本国内の応募者数を試験の実施地別にみると、設置会場数が最も多い東京都が1万4528人で全国の67%を占めたほか、大阪府(2380人)、福岡県(939人)、京都府(771人)、神奈川県(438人)、愛知県(427人)、埼玉県(395人)、千葉県(392人)、兵庫県(363人)、静岡県(320人)等となっている。
また国外会場では今回も韓国・ソウルの応募者数が3487人と最多で、これに次ぐ香港(1494人)、韓国・プサン(719人)、台湾・台北(430人)、モンゴル・ウランバートル(287人)を合わせた計5都市が、応募者数200人以上だ。またベトナムはハノイ(116人)とホーチミン(76人)の2都市を合わせ192人、インドネシアはジャカルタ(159人)とスラバヤ(43人)で計202人だった。ミャンマー(ヤンゴン)は79人止まりとなっている。
目下、EJUは高等教育機関に進学予定の外国人留学生の大多数が受験しており、応募者数の帰趨は、各大学や専門学校等における2026年留学生入試の受験者動向を読み解く上で重要な指標となる。