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2021-06-16 16:53:00

24大学が接種会場として協力の意向

 

渡航先の大学等から新型コロナウイルスワクチンの接種を求められている日本人の海外留学予定者について、文部科学省はいわゆる「大学拠点設置」の枠組みで接種が受けられるように支援する仕組みを構築し、15日より申請の受付を始めた。海外の大学での学位取得か、あるいは日本の大学で留学が必須の課程での学位取得が必要な学生で、今秋までの渡航を予定する人が対象となる。使用されるワクチンはモデルナ社製で、対象は18歳以上。高校卒で留学希望の場合は対象とならない。2回の接種完了後には、要望に基づき文部科学大臣名で英語の「ワクチン接種記録保有証明」が発行される。

 

萩生田光一文部科学相は15日の定例会見で、すでに大学に学籍が無い人や、卒業後に留学を予定している人が学位取得目的で留学する場合には、まず文科省に申請し、同省から接種に協力してもらえる大学を紹介した上で、申請者が大学等の会場に接種予約をする形になると説明した。接種拠点としては、現時点で、24大学(26会場)が協力の意向を表明しているという。

 

また文科省が、8月以降の渡航について日本学生支援機構による奨学金再開を決めた大学間交流協定に基づく海外留学プログラム(1年)の参加学生については、学生本人からまず所属大学に接種を相談してもらう形を取る。