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萩生田光一文部科学相は13日の会見で、海外留学予定者に対するワクチン接種の現状に触れ、12日時点で累計約2600件の接種希望の申請があり、このうち約1900件についてすでに接種会場を紹介の上、接種が行われたことを明らかにした。文科省では今夏に渡航する留学予定者がワクチンの未接種を理由に留学を断念することが無いよう同事業を推進しており、接種受入れが可能な大学と本人の居住地を確認した上で接種会場を紹介している。萩生田文科相は「希望しているのに(ワクチンを)打てないという事態はまだ聞いていない」と述べ、接種が順調に推移しているとの認識を示した。
※大学拠点接種 申請済み大学は後期授業開始前に完了
一方、大学拠点接種については、今週から接種開始の目途が立った19大学を含めると実施会場は累計で143大学に上った。萩生田文科相が河野太郎ワクチン担当相の話として語ったところでは「大学拠点設置に必要なワクチンの総量は確保されている」が、モデルナ社製ワクチンの1日あたりの配送可能量には限界があることから、接種時期が8月9日の週以降になる状況も踏まえて、現在文科省が各大学の希望時期との調整を進めているという。
これらのスケジュール感を踏まえた上で、萩生田文科相はすでに大学拠点接種を申請済みの大学については、後期の授業開始までには2回目の接種を終えることができるとの見通しを述べた。
★追加の水際対策、全体の感染状況や空港検疫も含め判断~外相
茂木敏充外相は13日の会見で、新型コロナウイルス感染症に関連した水際対策について記者団から問われた際に、現在政府が特定国からの入国者を対象に実施している指定宿泊施設での10日間、6日間、3日間の待機措置について、「重層的な防疫措置」と表現した。一方で、今後の対応策については変異株の流行状況だけでなく、新型コロナ全体の感染者数や日本の空港検疫における直近の陽性事例なども含めて総合的に判断し、必要に応じた追加的な措置を講じていく方針を示した。
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