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2021-11-25 16:56:00
今年9月の1か月間に「留学」の在留資格を得て、新たに日本へ入国した外国人の総数が665人だったことが関係機関のまとめで分かった。前月(8月)の286人からは倍増している。新学期を前に、国費留学生や「特段の事情」で入国を許可された人が増えた影響とみられる。
「留学」新規入国者を出身国・地域別内訳でみると、マレーシアが160人で最も多く、9月に限っては中国(147人)を上回っている。以下、バングラデシュ(49人)、ミャンマー(46人)、台湾(37人)のほか、韓国とタイが各27人、インドネシアが24人となっている。ベトナムは18人だった。
9月時点では留学生に対する日本政府の水際対策はまだ緩和されておらず、新規入国は特段のケースのみに限定されていた。
これにより、2021年の「留学」新規入国者は1月から9月までの累計で8408人となった。
またすでに「留学」の在留資格を所持し、9月中に日本へ戻った再入国留学生は、前月比約3倍の3423人となった。出身国・地域別では中国(1863人)が過半数を占めており、韓国(780人)、台湾(75人)、モンゴル(58人)、インドネシア(41人)が続いている。