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2021-11-25 16:54:00
12月5日に日本語能力試験(JLPT)の実施が計画されていた国外会場の内、新たにタイのバンコクなどアジア5都市と、欧米など6都市を含めた計11都市で試験が中止となったことが分かった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響によるもので、現地規制の状況や受験者らの安全を考慮した結果だという。国際交流基金などが発表した。
欧州ではすでに中止が決定していたハバロフスクに加え、ウラジオストク、サンクトペテルブルグ、ニジニ・ノヴゴロドのロシア3都市で取り止めになり、チェコとオーストリアはそれぞれ唯一の実施会場だったブルノとウイーンでの試験が行われないことになった。
またアジアの会場で中止が決まったのはタイのバンコク、チェンマイ、ソンクラーの3都市とラオス・ビエンチャン、スリランカ・コロンボの計5都市。このほか、ニュージーランドは3会場の内、オークランドが中止された。
これらに先立って、すでに発表済みのJLPT中止会場には、欧米などでカナダの2会場、ボリビアの1会場と、コスタリカ、ウルグアイ、イタリア、英国、ポーランド、イランの全会場が、また東南アジア地区ではインドネシアの7会場、マレーシアの3会場とフィリピン、ブルネイの全会場が含まれる。
なお、現時点で、留学生の来日者が多い東アジア地域の中国(大陸)、韓国、台湾、モンゴルの4か国・地域に関しては、全会場で試験が実施される見通しだ。