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2022-08-25 12:06:00

 

~出身国(地域)別内訳が判明  ネパール2万人、ベトナム1万人が続く~

 

今年上半期(16月)の半年間で、新たに来日した外国人留学生(105032人)の内、中国出身者が約35千人(34499人)に上り、全体の328%を占めたことがわかった。中国に、ネパール(21270人)、ベトナム(1850人)の両出身者を合わせた3か国の比率では6割を、さらに韓国(6563人)も加えると7割近くに達する形となっている。

 

新型コロナウイルス感染症の影響を受け、政府は一昨年から2年近くに渡って行ってきた新規留学生らに対する入国制限を今年3月に緩和した。「解禁」当初は、待機留学生の来日が相次いだこともあり、来日者の出身国籍は世界各地に分散化する傾向もみられたが、入国ラッシュを迎えた45月以降は、もともと留学生在籍数が多かった国・地域からの入国が急増している。

 

主要4か国以外で、今年上半期の留学来日者数が多かった国・地域は、インドネシア(2734人)、台湾(2706人)、スリランカ(2626人)、バングラデシュ(2536人)、ミャンマー(2523人)など。これらの他に千名以上が来日している国・地域はタイ、モンゴル、米国、香港、フランス、フィリピン、ウズベキスタンとなっている。この内、香港はパスポート表示で「中国香港」(1213人)の他に、「英国香港」でも149人が入国している。

 

一方、ロシアのプーチン政権によるウクライナ侵攻が開始されて以降、今月24日でちょうど半年が経過したが、2022年に入って以降、6月までに、ロシアから来日した留学生の数も、のべ681人に上る。また同期間に、ウクライナから「留学」の在留資格を取得し入国している人は43人で、日本政府が同国からの避難民受入れを開始した32日以降に来日した約1700人の内大多数が、在留資格「特定活動」による入国となっている。

 

6月の月間来日者数では 中国が再逆転し首位に

 

なお、今年6月の1か月間に、在留資格「留学」を取得して来日した留学生(12951人)の出身国・地域別状況では、中国が6305人で再びトップとなった。5月に単月で国・地域別の首位に躍り出たネパールは、6月は2299人に止まった。ベトナムは732人だった。以下、バングラデシュ459人、韓国420人、ミャンマー266人、スリランカ243人、台湾233人、インドネシア227人、米国163人、モンゴル135人、タイ129人等となっている。

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