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2023-01-16 16:17:00
2022年の1年間に、留学生として新たに来日した外国人の数が最終的に16万7128人に達し、統計史上、最高の数となったことが分かった。入国制限下にあった前年(2021年)の約1万1千人からは14倍強のV字型回復で、コロナ禍前の約12万人と比べても3割強の増加となっている。日本政府が昨年3月から断続的に水際対策を緩和し、過去2年間に入国できなかった留学予定者が5月までに大挙入国。その後も来日者の数は堅調に推移した。これらの内大半が、2024年度に大学や専門学校への入学を目指す進学予備軍となることが見込まれる。
一方で中国内における新型コロナウイルス感染症の急拡大を受けて、日本政府は昨年末から再び部分的な水際強化へと舵を切り、中国からの入国者を対象に、検査証明書と入国時検査を求めている。現時点では昨年春先までのような入国制限は行われていないが、今後の国内外における感染状況しだいでは不確実性が高まる恐れもある。
※外国人観光客は12月に百万人の大台突破、年間で225万人に
また2022年中には、「留学」以外の在留資格者で「技能実習」が17万9032人、「特定技能」が2万0418人来日している。さらに昨夏以降、段階的に受入れが再開された外国人観光客は、2022年の累計で225万4023人に上り、特に直近の12月は単月で119万4747人と前月より6割強増え、100万人の大台を回復した。
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