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2023-03-20 11:15:00

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かつて清代の詩人である屈大均は木綿の花(キワタ)を評し、高さが十丈もあろうかという木綿はまるで珊瑚樹(サンゴジュ)のようで、その花が咲けば朝焼けの空よりもさらに鮮やかなりと詠んだ。広州人にとって、春は木綿の花を抜きにしては語れない。陽春の3月、広州では天の半分が、盛りを迎えた木綿の花で赤く染め抜かれる。最近広州の街を歩けば、どこでもお馴染みの木綿の花々が満開で、まるで空一面が夕日で赤く染まり、遥か彼方まで降り注ぐかのようだ。木綿の花は満開になると鮮やかな赤で彩られつつも、どことなく洒落て見え、散り際も変わらず赤さを保ち、萎れることなく、嶺南エリアだけにある独特な芸術作品のような趣を呈している。海殊区にある路面電車の徳大橋南駅で、らせん階段沿いに徳大橋を上ると、眼下には、路面電車と木綿の花が、同じ画面のフレームに収まる絶景が見渡せる。枝の先端まで、燃えるように鮮やかな木綿の花が散りばめられ、きらきらとアクティブに咲き誇る姿が、まさに春たけなわの情景を醸し出している。陽光の下、路面電車と真っ赤な木綿の花が交錯すると、画面は一瞬、ロマンチックでファンタジーな世界へと移り変わり、まるで架空の二次元世界へと迷い込んだかのようだ。

 

 

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十丈珊瑚是木棉,花开比朝霞。广州人的春天,离不开木棉花。阳春三月,广州已被盛放的木棉花染天。近日,走在广州街,街坊随熟悉的木棉花放,如漫天霞洒。木棉盛开时红艳但不俗气,落英依旧火不萎靡,出了属岭南的画章。 

在海珠有轨电车猎德大南站,沿着旋楼梯登上德大往下就能俯看到有轨电车棉同框的画面。娇艳似火的木棉花朵缀满,开得灿烂烈,呈出一派春意盎然的景象。阳光下,当有轨电车色的木棉花下驶过,画面得浪漫、梦幻起来,仿佛入了二次元的世界。