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2023-04-13 16:27:00

 

618日に行われる2023年度最初の日本留学試験(EJU)で、全体的な応募状況が明らかになった。日本学生支援機構(JASSO)のまとめによれば、応募者数は日本国内が2612人、国外が5076人の総計25688人となった。前年度(2022年度)の6月試験では日本国内から11688人、国外から5701人の計17389人が当初応募していて、単純比較でみた2023年度の総応募者数は対前年度6月比で47%増、中でも日本国内受験者が同76%増と大幅に回復した。なお昨年度11月試験は当初の総応募者数が21953人(うち日本国内17342人)だった。

 

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う水際対策が昨年以降段階的に緩和され、来日者数がV字型回復を遂げた影響が、ようやくEJUの国内受験者数にも反映された形だ。

 

日本国内のEJU6月試験応募者を試験の実施地別にみると、設置会場数が最も多い東京都が13403人で全体の65%を占めるほか、大阪府1696人、福岡県1441人、京都府957人、愛知県531人、埼玉県508人、神奈川県408人等となっている。

 

また国外会場では例年同様、韓国・ソウルの受験者数が2164人と最多で、香港(956人)、韓国・プサン(453人)、台湾・台北(368人)を含む計4都市が、受験者数300人以上。日本国内受験者が急回復したことも作用し、国外の受験者数自体は前年6月試験より1割減った。

 

目下、EJUは高等教育機関に進学予定の外国人留学生の大多数が受験しており、受験者数の帰趨は、各大学や専門学校等における2024年度留学生入試の受験者動向を読み解く上で重要な指標となる。

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