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2023年度の第1回日本留学試験(EJU)が、今週末6月18日(日)に国内外で一斉に行われる。実施元の日本学生支援機構(JASSO)関係者は、15日時点で『留学生新聞』の取材に対し、当初より予定している国内外全ての会場で試験が行われると述べた。EJUは新型コロナウイルス感染症が拡大した2020年に第1回試験が中止されたが、以後は概ね予定通りに実施されている。今年は政府が新型コロナの感染症法上の位置づけを「5類」に変更するなど、ここ数年では最も良好な実施環境が整った。
EJU6月試験の会場は日本国内が17都道府県28か所で、地域別では東京都の10か所が最も多く、京都府と福岡県に各2か所が、大阪府、愛知県、北海道、宮城県など14道府県に各1か所がそれぞれ設けられた。
国外は韓国(ソウル/釜山)、香港、台湾(台北)、モンゴル(ウランバートル)などいずれもアジアの13か国・地域(17都市)で行われる見通し。なおロシア(ウラジオストク)での試験は、実施要項が発表された当初からすでに中止の方針が決まっている。
JASSOによれば、今試験の応募者数は日本国内が2万612人、国外が5076人の計2万5688人に上る。この数は前年度6月試験における当初応募者数との比較で47%増えており、特に日本国内の応募者数は76%増と大幅に回復している。
これから本格化する2024年度留学生入試においては、大学・大学院・専門学校等の大半が留学生入試の出願要件や選考基準にEJUを課しており、来春進学を目指す留学生らが多数受験することが見込まれる。
★「特定技能」在留者 3月末時点で15万5千人近くに
人手不足が顕著な産業分野において、一定の専門性や技能を持つ外国人を受入れる「特定技能」制度の下、在留資格を得て日本で就労している人が、今年3月末時点で15万5千人近くに達したことが、出入国在留管理庁の速報値で判明した。内訳では、在留期間に5年の上限がある「特定技能1号」が15万4864人で、熟練した技能が要求される「特定技能2号」は11人にとどまっている。直近の2023年1-3月期には、新たに8157人が「特定技能1号」の在留資格を得て入国しており、コロナ禍に伴う水際対策の終了を受け、今後さらなる回復が想定される。
政府は今月9日、「特定技能2号」の受入れ対象を現行の2分野から11分野へと拡大する方針を閣議決定した。「1号」の在留者が2024年度以降に順次、在留上限の5年を迎えるため、試験合格などの要件を満たした「1号」対象者が円滑に「2号」へと移行できるよう、今後制度の枠組みを整える。
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【注目!主要大学の2024年度留学生入試情報】
★立教大学 2024年度外国人留学生入試
https://www.rikkyo.ac.jp/admissions/undergraduate/foreigner.html
★明治大学 2024年度外国人留学生入学試験 試験科目・日程等一覧(学部)
https://www.meiji.ac.jp/cip/prospective/admission_exams/6t5h7p000001f23y-att/2024intexam.pdf
★早稲田大学 2024年度外国学生のための学部入学試験要項
https://www.waseda.jp/inst/admission/assets/uploads/2023/04/I_youkou.pdf
★同志社大学 2024年度学部外国人留学生入学試験要項
https://intad.doshisha.ac.jp/attach/page/GO_ABROAD-PAGE-JA-109/178873/file/2024_youkou.pdf
★立正大学 2024年度入試情報
https://www.ris.ac.jp/examination_information/examination/index.html
★国士館大学 入試情報サイト
https://www.kokushikan.ac.jp/admission/undergraduate
★長浜バイオ大学 留学生入学試験要項
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