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2023年に入って以降、新たに留学の在留資格を取得して来日した外国人が、8月までの累計で8万5千人を超えたことが分かった(8万5140人)。年間に換算すると13万人に迫るペースで、このままの状況で推移すれば、コロナ禍前とほぼ同水準に落ち着きそうだ。
関係機関が明らかにした数値を集計したところ、1~8月期間における出身国・地域別の「留学」新規来日者数(累計)は中国が2万4491人、ネパールが1万4891人、ベトナムが8106人で、この上位3か国で全体の過半数を占める。以下、韓国(5138人)、ミャンマー(4443人)、アメリカ(3721人)、スリランカ(2990人)、台湾(2873人)が続く。さらにバングラデシュ(1758人)、インドネシア(1450人)、モンゴル(1298人)、タイ(1231人)、フランス(1141人)も合わせた13か国・地域が千人超となっている。
なお中国は上記のほかに、香港からの来日者が1015人おり、この内98人は「英国香港」のパスポート所持者だ。
※8月単月ではアメリカが最多に
一方、今年8月の1か月間だけで見ると、新規来日した留学生は5835人で、出身国・地域別ではアメリカが1186人で最も多かった。夏季休暇期間中に来日した短期留学生らが多いためとみられる。他にはネパール(968人)と中国(628人)が比較的多いが、ブロック別では北米と欧州で計2589人に達し、全体の半数近くを占めている。アジアからの来日者が3044人と通常時に比べ低水準なのは、10月期生の来日ラッシュを前にした端境期にあたるという時期的な要因も背景にある。
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