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~修了要件は確認試験&講習修了認定試験で正答率7割~
11月に行われる令和6年度日本語教員試験で、現職の日本語教員らが試験や実践研修の免除措置を受けるために必要となる「経過措置に係る経験者講習」の申し込みが、来週10月15日より開始される。文部科学省では講習のサンプル動画と申込フォームを同日中にホームページに掲載予定で、「登録日本語教員」の登録に向けた動きがいよいよ本格化する。
「経験者講習」の対象となるのは、平成31年4月1日から令和11年3月31日までに所定の課程で日本語教員として1年以上の勤務経験をもつ人で、必要な講習の内容と免除される試験は、各人が修了した日本語教育課程の内容や民間試験の合格歴によって異なる。
「経験者講習」にはⅠとⅡの2種類があり、講習ⅠとⅡの両方を受講する場合(経過措置D-2ルート/E-1ルート)と、講習Ⅱのみを受講する場合((経過措置D-1ルート/E-2ルート))の2パターンがある。いずれもeラーニングシステムで行われ、受講料は講習Ⅰ+Ⅱが2万6400円、講習Ⅱのみが1万7600円。
文科省が明らかにした概要によれば、講習は動画視聴と確認試験で構成され、講習Ⅰは90分×5コマの動画視聴と10問×5コマの確認試験を、講習Ⅱは90分×10コマの動画視聴と10問×10コマの確認試験をこなし、それぞれ講習修了認定試験に合格することが必要だ。全ての動画を視聴し、各コマの確認試験と講習修了認定試験においてそれぞれ正答率70%以上で、修了条件を満たす形となる。
修了者に対しては、毎月20日に文科省で受講状況を確認後、翌月の上旬をめどに「修了証」が発行される。「修了証」は各人の登録したメールアドレス宛に電子データで届く。
なお本年11月に実施される日本語教員試験の合格者については、この「経験者講習」修了証を2025年4月30日までに日本語教員試験事務局へ提出する必要がある。
★日本語教員試験当日、JR線で一部運休
日本語教員試験が行われる11月17日(日)、東京都内ではJR京浜東北線の線路切換工事が予定され、初電から16時30分頃まで蒲田駅〜品川駅間が運休となる。都内の試験会場(4箇所)の内、TKPガーデンシティPREMIUM品川高輪口は品川駅が、TKP新橋カンファレンスセンターは新橋駅が、それぞれ最寄り駅だが、いずれも山手線や東海道本線等、他の路線を利用できる。また他の会場で受験する場合でも、自宅等からのルートによっては影響を受ける可能性があるため、受験予定者はあらかじめ代替の交通手段等をチェックしておく必要がある。
JR東日本によると、同日の運休に伴う振替輸送は京浜急行電鉄(本線)、東京臨海高速鉄道(りんかい線)、都営浅草線のほか、東急電鉄各線(池上線、東急多摩川線、他)にて実施予定だという。
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