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~出身国・地域別で中国が36%占める、ネパールとミャンマーの伸び顕著~
今年6月末時点で「留学」の在留資格をもち日本に在留する外国人の数が36万8589人に達し、コロナ禍前の2019年末を上回って過去最多を更新したことがわかった。昨年末(約34万人)からの半年間で、2万7千人強増えている。日本政府は2033年までに外国人留学生の受入れ数を40万人に増やす目標を掲げているが、目標値との差は一挙に3万1千人まで縮小し、早ければ直近1-2年での達成が視野に入った。
出入国在留管理庁のまとめによると、「留学」在留者の出身国・地域別内訳では最多の中国(大陸)が13万4239人と留学生全体の36%を占め、最近急増しているネパール(7万3136人)と、ベトナム(4万3760人)が続く。さらにミャンマー(1万7917人)、韓国(1万4610人)、スリランカ(1万3409人)、バングラデシュ(8828人)、台湾(8119人)、インドネシア(7203人)等も一定数に上る。欧米諸国では米国出身者が4734人と比較的多い。昨年末との比較でみると中・越・韓がほぼ同水準にとどまる一方で、ネパールは3割増(約1万7千人増)、ミャンマーは4割増(約5千人増)と共に伸びが著しい。
「留学」生の都道府県別内訳をみると、東京都(12万2000人)を筆頭に、大阪府(3万9800人)、福岡県(2万0617人)、埼玉県(1万9686人)、千葉県(1万9468人)、京都府(1万8630人)、神奈川県(1万7806人)、愛知県(1万5279人)、兵庫県(1万5061人)の計9都府県が、在留者数で1万人以上となっている。
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