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今年8月の1か月間で、新たに「留学」の在留資格を得て日本へ入国した外国人は5291人で、昨年同月(5835人)より1割ほど減少したことが分かった。
出身国・地域別内訳では米国が1252人で最も多い。昨年8月も同様の状況となっていて、9月からの新学期に大学等で学ぶ交換留学や短期留学による来日者が相当数に上るためとみられる。フランス(221人)やドイツ(206人)、英国(141人)等、欧州諸国からも比較的多い。
一方、アジア諸国からの「留学」入国者は中国(大陸)492人、ネパール343人、バングラデシュ209人、台湾206人、韓国152人、タイ114人等を中心に、ミャンマーは90人、ベトナムは88人だった。日本語教育機関等における10月期生の入国は9月以降に入ってから本格化するため、8月はいわば「端境期」にあたり、これら地域からの新規来日者数は低水準に止まっている。
※今年の累計来日者数は約11万人 過去最高に達する可能性も
上記を加味した上で、今年1月から8月までの新規来日留学生数は累計で10万9543人となり、2023年の同時期(8月時点で8万5140人)に比べほぼ3割増ペースで推移している。昨年は9月以降の4か月間で5万人を超える留学生が新たに入国していて、10月期生の許可状況次第では、2024年はコロナ禍に伴う入国制限緩和後の2022年に記録した過去最高の入国者数(約16万7千人)を上回る可能性がある。
8月時点での「留学」来日者数を出身国・地域別にみると、中国(大陸)が2万7806人、ネパールが2万5721人、ベトナムが1万1193人で、上位3か国で全体のほぼ6割を占める。さらにミャンマー(8569人)、韓国(4956人)、スリランカ(4439人)、米国(3835人)、台湾(2980人)、バングラデシュ(2852人)が続き、インドネシア(1430人)やモンゴル(1259人)、フランス(1223人)、タイ(1113人)ものべ千人を超えている。
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