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2024-12-20 16:07:00

 

~日本国内受験者の77%を中国出身者が占める~

 

1110日に行われた今年度第2回「日本留学試験(EJU)」の実施結果が明らかになった。日本学生支援機構(JASSO)のまとめによれば、日本国内受験者(16607人)の出身国・地域別内訳では、中国(大陸)が12798人と圧倒的多数で、全体の77%を占めた。これに次ぐのが7月試験でも2番目に多かったミャンマー(966人)で、さらにベトナム(596人)、ネパール(348人)、韓国(293人)、台湾(253人)、モンゴル(246人)、インドネシア(180人)等が続く。中国は大陸以外に香港出身者も134人いる。国内EJU受験者の出身国・地域数はのべ73に上った。

 

試験科目別の状況(国内外全体)では、21072人と最も多くの受験者数を擁する「日本語」科目の平均点は、「聴解・聴読解」が102.1点、「読解」が1376点の合計2397点で、満点(400点)に対する平均正答率はほぼ6割と、直近数回の試験結果とほぼ変わらない。「日本語」の得点分布では、平均点を下回る180点から219点の間の得点層に全体の4分の15336人)と最も多くの受験者が集中しており、高得点者が全体の平均点を引き上げている構図が見て取れる。高得点層では、270点以上(6727人)がほぼ成績上位3割(319%)に相当する。また「日本語」科目の内、総合点数枠には含まれない「記述」の平均点は332点(50点満点)だった。 

 

一方、その他学科試験の平均点をみると、主に文科系学生が対象の「総合科目」は1222点(200点満点)、「数学(コース1200点満点)」は954点で、理科系学生向けでは「数学(コース2)」が1127点(200点満点)、また「理科(100点満点)」は平均点が高い順に、「生物」650点、「物理」533点、「化学」521点となっている。

 

EJU11月試験の受験者は本日(1220日)より、EJUオンラインのマイページより成績を確認することができる。また各大学等からの成績照会も同日に開始された。留学生受入れ促進プログラム予約制度の結果については、年明け1月末にEJUオンラインにて通知される予定だ。

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