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公益財団法人「大学セミナーハウス」が主催する「留学生論文コンクール2024(弊社共催、文部科学省・外務省等/後援)」の審査結果が発表された。同コンクールは、留学生が日本語による論文作成能力を向上させるとともに、日本留学の成果を発表する場として設けられ、毎年定期的に行われている。今大会では「留学体験で見えた新たな課題を考える」をテーマに作品を募集し、全国26大学から35名(9か国・地域)の応募があった。多文化共生や言語学習といった留学生に身近な課題のほか、人工知能(AI)、高齢者及び技能実習生をめぐる問題等、昨今日本社会で注目されているトピックを取り上げた意欲作が相次ぎ、留学生が関心を寄せるテーマの広さを反映した多彩な内容となった。
審査の結果、宮城学院女子大学のブイレニーさん(ベトナム)による「多文化共生防災訓練」が最優秀論文の金賞に輝いた。次点の銀賞に鹿児島大学大学院・王 宗成さん(中国)の「自文化への理解不足とその解決策」と、名古屋経済大学・ズオン ティ ガットさん(ベトナム)の「多文化環境の中での自己のアイデンティティ」が、また銅賞には東北大学の何 琦璠さん(中国)、静岡大学のシトゥ リンさん(ミャンマー)、神戸大学の申 思雨さん(中国)の3名による論文が、それぞれ選出された。このほか、韓国や香港出身者を含む計8名が奨励賞に選ばれた。受賞者には賞金と賞状が、また奨励賞対象者には図書カードが進呈される。
大学セミナーハウスでは、今後も同様の取り組みに力を入れていく予定で、「留学生の皆様には、日本留学期間中にぜひとも論文コンクールに一度挑戦していただきたい」と呼びかけている。
※留学生論文コンクール2024結果
https://iush.jp/INTERNATIONALSTUDENTS/THESIS/
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