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2024-03-27 15:08:00

 

~合格率は昨年試験比で2ポイント上昇~

今年実施された第36回「介護福祉士国家試験」の結果が、本日発表された。厚生労働省によれば、外国人留学生の今年度新卒者は受験者1843名中、合格者が963名で合格率は52.3%だった。昨年の50.2%から2ポイント、実数にして27名増えている。一方で留学からの既卒者は受験者1065名に対し、合格者は僅か1割の129名止まりだった。卒業後に同試験に合格し在留資格「介護」を取得する道もあるとはいえ、実情は至難の業となっている。日本で介護専門職に就き長期間活躍する上で、在学中の合格が極めて重要といえる。

全国にある介護福祉士養成施設の中で、新卒留学生の合格者数が最も多かったのは、日本福祉教育専門学校と専門学校アリス学園の各37名で、森ノ宮医療学園ウェルランゲージスクール(33名)、中部学院大学短期大学部(30名)などが続く。これらを含め、単独施設で20名以上の留学生合格者を輩出した養成施設が、全国に計10施設あった。

一方で日本人学生を含めた合格者全体では、中部学院大学短期大学部が63名で全国トップとなり、関西社会福祉専門学校(58名)、あいち医療福祉専門学校(53名)等が続いている。首都圏では日本福祉教育専門学校(48名)のほか、東京未来大学福祉保育専門学校(47名)が多かった。首都圏の前記2校は、既卒者を含めた合格者では共に50名で並ぶ。

「介護福祉士国家試験」全体の受験者は74595名で、合格者は61747名、合格率は82.8%だった。

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