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2026-06-30 11:54:00

 

国立岡山大学は20274月入学生から、外国人留学生の授業料を現在の2.5倍に引き上げることを決めた。今年3月に打ち出していた「授業料適正化」の方針について、経営協議会や役員会での審議を経て、今月正式に決定した。

 

現在、岡山大学の授業料は日本人学生、外国人留学生ともに535800円だが、改定後、外国人留学生については一挙に2.5倍の1339500円に引き上げられる。片や日本人学生は642960円と上昇幅が2割に抑えられており、来年度から双方で2.08倍の格差が生じることになる。現在在学している留学生と、研究生・学部生から博士前期課程へ進学、及び博士前期課程から博士後期課程へ進学する留学生の授業料については、いずれも現行額で据え置きとした。編入学生については、通常の入学生の学年進行に合わせ適用する。

 

大学側は急激な負担増加に伴い進学の機会が損なわれないよう、留学生を対象に成績優秀な博士課程学生や、学部の英語学位プログラム(グローバル・ディスカバリー・プログラム)学生に対する教育研究活動支援を実施するとしている。

 

一方で、改定のプロセスでは学内外から「留学生の授業料額そのものが高額すぎて現実的に準備できない」とか、「大幅値上げは留学生の志願者減少を招く」といった懸念の声が寄せられたという。また留学生支援の必要性に関する検証不足を挙げる意見や、値上げが研究力の低下に直結するとの指摘もあった。

 

目下、国立大学において最高額となる今回の授業料改定により、留学生募集における価格競争力は大幅に低下するが、岡山大学では「『価格競争』ではなく、教育研究水準や生活環境を含む『高付加価値』で選ばれるブランド確立が不可欠」としている。

 

ただ、留学生だけをターゲットに学費を大幅に引き上げることについて合理的な説明はなく、今後、海外からの入学者急減への不安感は拭えない。逆に地域内の私立大学などにとっては、競争環境に変化が生じることになり、来年度以降の学生募集への影響が注目される。

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