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2021-06-09 11:35:00

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6月に入り、中国の全国統一大学入試「高考」のシーズンが到来した。今年は全土で1078万人と史上最多の受験が見込まれている。ここ数年、大学入試の「外国語」試験で日本語を選択した学生が全国の省・自治区中、最も多い南部の広東省では、67日から3日間に渡り636千人が「高考」本番に臨む。折しも同省内における新型コロナウイルス感染の再発が重なり、試験の準備作業も入念な調整を迫られた。期間中、省内各地の大学では感染抑止と試験の円滑な実施のため、最高レベルの厳戒態勢が敷かれている。

 

※広東版・大学入試のコロナ対策は?

 

全国統一大学入試「高考」の実施に際して、広東省では受験生など関係者を全7グループに分類し、それぞれに異なる感染抑止対策を行なっている。

広東省教育庁の景李虎庁長が会見で明らかにしたところによれば、7グループの内訳は、①新型コロナウイルス PCR検査で陽性が判明した受験生、②陽性者と濃厚接触したか、その疑いがある受験生、③健康アプリでレッドやイエローが表示されたり、発熱症状がある受験生、④正常な状態にある受験生、⑤社会人受験生、⑥入試業務に携わるスタッフ、⑦受験生の家族、だという。

 

一方、全受験生に共通する事項としては、試験前14日間の健康観察措置とPCR検査を義務付けるとともに、居住エリアごとに異なる感染状況に応じて個別の抑止対策が定められている。

 

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2021-06-09 11:32:00

~私費外国人留学生の実態調査 JASSOが結果を公表~

 

日本学生支援機構(JASSO)が隔年で実施している「私費外国人留学生生活実態調査」の最新の結果がこのほどまとまった。今回の調査はコロナ禍前の昨年2月から3月にかけて行われており、全国の大学、専門学校、日本語教育機関等に在籍する1万人にアンケートを送付し7025人からWebシステムで回答を得ていて、留学生を取り巻く現状が相当程度反映されたものとなっている。

 

同結果からは、留学生活における財政面の詳細な状況が見てとれる。

まず収入面では、全国の留学生が仕送りや奨学金なども含めて得ている総収入(月額)の平均額は148千円となっているが、最も高い東京都(166千円)と四国(119千円)では5万円近い格差が見られた。留学生の主要な収入源はアルバイトと仕送りで、高等教育機関・日本語教育機関の在籍者ともアルバイトに従事している留学生が7割を超え、同様に仕送りを受けている人も7割以上いた。何らかのアルバイトに従事している人の収入平均月額は、留学生の在籍区分別に高等教育機関が74千円、日本語教育機関が87千円だった。アルバイトの職種別では飲食業が40%、営業・販売(コンビニ等)が33%を占め、時間数は週平均で「20時間以上25時間未満」が4割と最も多いが、これらはコロナ禍前の調査であることから、その後度重なる緊急事態宣言に伴う就業先の休業などで、現在では大きな変動が生じているとみてよい。

 

また奨学金の受給者は全体の約3割で、受給している留学生の平均受給額でみると高等教育機関が62千円、うち国立大学が78千円なのに対し、日本語教育機関は39千円に止まっている。私立大学は59千円、専門学校は42千円だった。

 

一方、支出面では、学習研究費、住居費、食費の順に負担額が大きい。留学生の在籍区分別にみた平均支出月額では、国立大学学部レベルが117千円と最も低く、私立大学は学部レベルが156千円、大学院レベルが163千円で、専門学校は15万円、日本語学校は同153千円等となっている。

 

なお留学生の宿舎の形態については、全体の4分の377%)が「民間アパート・マンション等」に居住していて、「大学・学校の留学生用宿舎」は9%と1割に満たない状況に大きな変化は見られない。また単身で居住している留学生の割合が全体の6割近くと、2年前の前回調査より約10ポイント増加し、「同居人がいる」人は4割に減少した。また同居人がいる場合でも同居者は同じ外国人留学生という人が6割を超えていて、「日本人学生と同居」中はわずか3%だった。

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2021-06-02 15:13:00

日本政府は新型コロナウイルス感染症に伴う水際対策で一時停止していた国費留学生の新規入国に関して、条件付きで受入れを再開する。文部科学省の関係筋が62日、『留学生新聞』の取材に対して明らかにした。

まずは来日後に日本語学習が必要な学生を、予備教育課程で受入れる方針で、受入れ体制が整った大学、高専、専門学校より順次対象とする。…

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