インフォメーション
~過去最高のペースで推移、中国とネパールが2万人超え~
今年上半期(1-6月)に「留学」の在留資格を得て新たに日本へ入国した外国人が、累計で10万人に迫る過去最高のペースとなっていることが分かった(9万2492人)。約6万9千人だった昨年同時期に比べると、33%増のペースで推移している。
来日留学生の出身国・地域別では中国(大陸)が最多で、昨年同時期比16%増の2万2911人と堅調さを保つ。5月までの累計値で中国はネパールに次ぐ2位だったが、6月の新規入国者を3千人強上積みし、再び逆転した。香港(中国香港と英国香港の合計で790人)や「中国その他(マカオ等38人)」の数は、上記に含まれていない。
また中国に匹敵する数が来日しているのがネパールで、昨年同時期時点より1万人増(87%増)の2万1555人と急増した。特に4月期生の入国時期と重なる4-5月の2か月間には、2万人強が大挙来日しており、同国からは過去最大規模ともいえる留学生の入国ラッシュを迎えた。
また3番目に多いベトナムも同46%増の1万477人で再び増勢が鮮明となったほか、ミャンマーも昨年同時期からほぼ倍増ペースの7653人と伸びが著しい。さらに韓国(4662人)、スリランカ(3932人)、台湾(2676人)、米国(2494人)、バングラデシュ(2239人)、インドネシア(1211人)、モンゴル(1088人)も合わせた計11か国・地域が千名以上を数える。
このほか、欧米ではフランス(976人)、ドイツ(630人)、ウズベキスタン(538人)が、アジアではフィリピン(666人)とマレーシア(605人)が、それぞれ一定数に上っている。
留学生の新規入国者数は、新型コロナ向けの水際対策が緩和された2022年に年間16万7千人へとV字型回復。昨年も13万9千人と、コロナ禍前3年間の平均値(約12万人)を上回った。24年上半期は再び右肩上がりで推移しているが、今夏、日本政府が南海トラフ巨大地震への注意を喚起する臨時情報を発表したことを受けて「一部には留学を手控える動きがみられる(中国の仲介機関関係者)」といい、今後の帰趨が留学動向に一定の影響を与える可能性もある。
※6月の「留学」入国者 中国が半数近くを占める
なお、今年6月の1か月間でみた「留学」新規入国者数は7044人で、対前年同時期比では6%増だった。来日者を出身国・地域別にみると、全体の半数近くにあたる3325人を中国(大陸)が占めており、ベトナム(700人)、ミャンマー(607人)、スリランカ(395人)等が続く。4-5月期に急増したネパールは317人止まりで、台湾は223人、韓国は162人となっている。*******************************************************************************
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★愛知大学 外国人留学生入学試験
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★Chukyo University School of Global Studies Division of Global Liberal Studies (GLS)
【中京大学 国際学部国際学科GLS専攻】
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- Pre-Interview (*only if applicable: see details on the Admission Guide)
[Exam Date] Wednesday, September 18th, 2024
[Application Period] from 10 am on July 11th to 3 pm on September 9th, 2024
[Application Procedure] Please register from the link below:
https://nyushi-global.chukyo-u.ac.jp/form/61d09k/
- Entrance Examination (First Round)
[Exam Date] Saturday, October 19th, 2024
[Application Period] from 10 am on September 17th to 3 pm on September 24th, 2024
[Application Procedure] Please see the latest information on our NetCampus page
https://nc.chukyo-u.ac.jp/gakubu/globalstudies/gls/
[NEW] Applicants can now choose to take the exam online or in person. Please see details on the Admission Guide.
【GLS専攻の募集要項は下記「アドミッションガイド」より☟】
ADMISSION_GUIDE_2025.pdf (chukyo-u.ac.jp)
★【心理・法・経済・経営・総合政策・現代社会・工・スポーツ科学部】
外国人留学生入試(2025年度入学試験要項・出願書類等)
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外国人留学生入試の前期日程:※インターネット出願
【出願登録期間】2024年9月17日(火)10:00~9月24日(火)15:00
【出願書類の事前確認期間】⇒詳細について後日、受験生向けホームページ「中京大学 ネットキャンパス」にてお知らせいたします。
※受験生向けホームページ「中京大学ネットキャンス」 で最新情報を確認してください。出願前、試験前日、試験 当日は必ず確認してください。
【先輩の声】https://nc.chukyo-u.ac.jp/voice/
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★「留学生論文コンクール2024」応募受付開始!(大学セミナーハウス主催)
募集期間:2024年7月1日(月)~2024年11月24日(木)
論文テーマ:留学体験で見えた新たな課題を考える
※文字数:日本語で2,000字以上、4,000字以内
金賞…表彰状及び賞金 10万円(1本)、5万円(2本)、3万円(3本)
論文は下記の申込フォームから必要事項と共に登録してください。
▶論文提出先→ https://forms.gle/zAqkHRpLi4ihrpNY6
▶募集要項→→ https://iush.jp/internationalstudents/thesis/2024_outline
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現在出願を受け付け中の令和6年度日本語教員試験について、文部科学省は先週までに申し込みが殺到し、電話やメールでの問い合わせに十分対応できていない状況であることを明らかにした。出願締め切りの9月6日が迫り、受験予定者からは不安の声も出ているが、同省ではすでに申請済みの分については、順次審査を行っており審査が終了し次第、結果を通知するとしている。また審査の結果、提出書類等の不備があった場合には試験事務局より本人に連絡が行われ、こうしたケースでは出願締め切り日以降も、不備が解消するまで対応するとのことだ。
一方、これから出願する人に関しても、9月6日までの出願と収入印紙の郵送(当日消印有効)が必須となる。今年度については、受験者登録と出願手続きの完了後、受験料分の収入印紙を所定の台紙に添付し郵送することが求められているが、来年度以降は電子納付(ネットバンキングによる振り込み)が可能となる見通しだ。申し込み後に不備等があった場合の対応については、上記と同様となる。
★フィリピン人国費留学生壮行会に外務副大臣が出席
柘植芳文・外務副大臣は先週訪問したフィリピンで、今秋に来日予定の国費留学生壮行会に出席し挨拶するとともに、フィリピン人留学生代表らと懇談した。この中で柘植副大臣は日本とフィリピンの留学交流が人と人とのつながりを基盤に発展してきたことに触れ、将来の財産ともなるつながりを大切にして友人との絆を強め、充実した留学生活を送ってほしいと激励した。
この日は、今年6月にカンボジアで開催されたASEAN元日本留学生評議会主催のシンポジウムで交流したフィリピン元日本留学生連盟関係者との懇談もセットされ、留学交流の促進、人的交流の活性化に関し双方が意見交換を行ったという。
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~学校教育法施行規則を一部改正へ 来年4月にも施行~
文部科学省は近く学校教育法の施行規則を一部改正し、大学に対して求める情報公開の内容を追加する。民間からの意見聴取手続きが今月29日に締め切られるのを受けて、施行に向けた正式な手続きに入る。2025年4月1日より正式に施行される見通しだ。
現在、同法施行規則(第172条の2)においては、大学が教育研究活動等の状況に関し公表する必要がある情報として、教員数、入学者数、収容者定員、在学生数、卒業・修了者数、進学・就職者数を始め、授業科目、授業の方法、さらには授業料や入学料を含む、大学が徴収する費用に関すること等を規定している。
今回文科省がまとめた新たな省令案によると、上記に加え新たに「入学者の選抜に関すること」と「外国人留学生の数に関すること」が、大学の公表情報として加わった。
このうち外国人留学生の数についてはすでに大多数の大学が、定期的に在籍総数等を公表しているものの、依然として「非公表」扱いとしているところも一部ある。学校教育法施行規則の改正後は、何らかの形で在籍状況をオープンにすることが求められそうだ。
一方、大学院関連では「研究科、専攻又は学生の履修上の区分ごとの、標準修業年限以内で修了した者の割合その他学位授与の状況に関すること」が、新たに情報公開の対象として追加されている。
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~日本語教育機関等で利用できる「グループプラン」開始!~
日本語学習者向けの読み物サイトである「日本語多読道場」が、このほどリニューアルし、新たに公開された。各日本語レベルの計350点を超える文章が蓄積されており、学習者にとっては新鮮で読みごたえのあるコンテンツを通じて、日本に関する幅広い知識を得ながら、日本語の読解力を高めることができるのが魅力だ。同サイトは留学生の間でも好評で、当初から根強いリピーター層をもつ。日本語教育機関や大学等で日本語指導にあたる教職員にとっては読解の授業や試験対策に活用できる余地が大きく、運営元では全てのコンテンツにアクセスできるサブスクリプションプランのサービスを開始した。
「日本語多読道場」は、文字通り「多く読む」ことで日本語に親しみ、日本語力の向上につなげてもらおうと、日本語教材の「くろしお出版」が2021年3月から運営を開始した。各読み物のレベルは、日本語能力試験(JLPT)を基準にN1からN5までコンテンツごとに表示していて、学習者が個々の興味や学習到達度に合わせて選べるよう工夫されている。さらに各読み物にはルビと音声がつき発声練習や聞き取りにも活用できる点や、N5よりレベル的にやさしい内容を「N6」として独自に収録している点も特筆される。
各コンテンツのテーマは日本の地理、歴史、文化、食、動物等、多岐に及んでおり、またアニメやスポーツ、観光、料理等、特に外国人の間で人気の高い項目等で検索が可能なタグ機能も付いていて利便性が高い。最近の新しい読み物の中には、今月までパリで開催されていた「オリンピック」や、学習者の間で疑問に思われることが多い日本語によるモノの「数え方」を取り上げた文章が掲載されている。また「日本の1年」のようなシリーズものや、災害をテーマとするもの等、授業以外のオリエンテーションや生活指導で役立つ内容も盛り込む。
同サイトでは読み物の一部については引き続き無料で閲覧が可能だが、今月のリニューアル化に伴い、有料で全てのコンテンツが利用できるサブスクリプションプランの提供を開始した。同プランには個人向けのほか、日本語教育機関等の管理者が申込みメンバー(学生・学習者等)を招待する形で授業等にも活用できるグループプランがあり、対象人数や期間によって8つのプランを設けた。グループプランでは、14日間の無料トライアルも可能となっている。
各プランの詳細は、日本語多読道場 yomujpを参照のこと。同サイト上の「あたらしい読み物」や「おすすめシリーズ」では、最近の注目コンテンツを閲覧できる。
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今年7月の1か月間に、日本へ新たに入国した外国人の総数が300万人を突破したことが、出入国在留管理庁のまとめでわかった(304万3659人)。月間ベースで過去最高の数とみられる。2023年の年間累計では約2375万人、単月平均では197万人となっていて、7月の新規入国者数は昨年の単月平均値を百万人強上回る。
新規入国者の数はピーク時の2019年には年間約2840万人まで達していたが、翌20年以降は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で大幅に落ち込み、入国制限が緩和された22年から回復へと転じた。2024年は年初から7月までの累計ですでに2千万人に迫っており(1945万7611人)、このペースが続けば年間3千万人超えが確実な状況だ。
7月の単月における新規来日者を出身国・地域別にみると、最も多い韓国が74万6465人で、以下、中国大陸(64万7919人)、台湾(51万8374人)、中国香港(27万839人、※ほかに「英国香港」4979人)、アメリカ(24万6702人)等が多い。ベトナムは3万429人だった。
なお上記の数値はいずれも観光客を含めた全ての「新規入国者数」の累計値であり、観光庁が別途公表している訪日外国人者数(訪日外客統計)にはカウントされている再入国者の数は、含まれていない。
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